どもども。
子どもの頃からクルマは好きでした。
中学の頃、朝の通学中に友達と前から来るクルマの名前を当てっこして楽しかった記憶がある。
父がクルマが好きで数年おきにクルマは変わっていたし、そういう時代でもあった。
子どもの頃、父と自宅近くの洗車場に兄弟3人で行って洗車をしてもらっているあいだに併設している喫茶店でクリームソーダを飲むのが楽しみだった。
そこでは父からコーヒーの飲み方を教わった。
その時のクルマは、サバンナRX-7だった。
自分が社会人になって初めての大きな買い物もクルマだったし、運転して知らない街、道路を運転するのも好きだった。
休みの日には、ちょっと遠くまで運転して小旅行に行ったり。
クルマは屋根が空くクルマが好きだった。
最初はサンルーフだったし、その後はいわゆるオープンカー。
無理して日焼けしたり、汗だくになったり、雨でびしょ濡れになったり。
芦ノ湖の駐車場のおじさんに、父の形見のクルマを「いいクルマだねぇ」と言われたのが嬉しかった記憶がある。
いつからだろうか、クルマに興味がなくなったのは。
知人がマクラーレンやランボルギーニ、アストンマーチンなどのクルマを買っても、全く羨ましくなくなっていた。
クルマを運転することだけではなく、クルマ自体にも興味がなくなった。
長時間運転することにも知らない道を走ること、知らない街に訪れることにワクワク感がなくなった。
美しいデザインや新技術の搭載、後付けできる製品など、ニュースを斜め読みするぐらい。
それどころか、今はクルマがない生活でもいいと思っている。
いつか好きな音楽をかけてクルマを運転することにわくわくする気持ちが戻る日は来るのだろうか?